のれんは風流な印象を持たせられることから人気があります。ただ、弱点がないわけではありません。特に木造住宅の場合には延焼しやすく、火事などの被害が気になるという方も多いのではないでしょうか。そこでお勧めなのが防炎シアリエステルのれんを使用することです。
防炎シアリエステルのれんはその名前の通り、シアリエステルという素材を使用した暖簾であり、極めて高い防炎性能を持っているのが特徴となっています。シアリエステルはポリエステルの素材ですが、見た目や感触が麻のようになっていて、それがポリエステルであることはほとんどの方が分かりません。
それゆえに麻のような涼し気な空気を維持しつつ、高い防炎性能を期待できます。こののれんはどこでも売られているわけでなく、高い技術を持っている会社によってリリースされています。中でも京都のれん株式会社は防炎シアリエステルのれんをはじめとする、防災性能の高い製品を多数取り扱っていることから注目を集めます。この製品は洗濯をすることができ、クリーニングに出す必要がありません。日本防炎協会の認定も受けている素材なので、その特長の優秀さを実感できることでしょう。
透け感があるのに燃えない不思議な材質
燃えにくいのれんというと分厚い製品をイメージする方も多いのではないでしょうか。しかし、防炎シアリエステルのれんはそのイメージと全く対極に位置する存在です。透け感があり、手触りもさらっとしていて薄くなっています。
のれんとしての涼やかを持っていて、扉やふすまとは全く違う特徴を持ちます。もちろん風を受けて適度になびく特性もそのまま持ちます。透け感がある素材でありながら燃えにくいという特徴はまさに画期的であり、この会社の技術ならではの性質ともいえるでしょう。
見た目に天然素材との違いはほとんどなく、この商品を見た多くの人物が天然素材であると感じてしまいます。不特定多数の人が出入りする場所では防炎物品の使用が消防法によって義務付けられていますが、それを達成していることは言うまでもありません。
それゆえに高層ビルなど災害の際に退出に時間のかかる建物であっても、安心して設置することが出来ます。カラーリングはベージュやグレーといった内装になじみやすいものが選択されています。カラフルではありませんが、お店や建物の雰囲気を邪魔することがありません。地下街での使用も検討されるなど活躍の機会は多いです。