身近で伝統的な道具のひとつ

身近で伝統的な道具のひとつ

呉服屋さんから和菓子屋さんに至るまで、古くから伝わる品物を取り扱うお店で
しばしば目にするのれんには長い歴史があります。

もともとは部屋の間仕切りや軒先の日よけとして利用されており、
現在でもカーテンの様に開け閉めする必要のない目隠しとして、
洗面台や脱衣所といった空間の目隠しに利用されています。

空間の目隠し

商店での利用も古くからありますが、店の称号や家紋が
あしらわれるようになったのは鎌倉時代以降とされ、
識字率が向上した江戸時代になると、現在のように
文字を入れた物が広く普及しました。

現代では商店の看板や象徴としての意味合いが強く、
自動ドアなどで外気を遮る事も容易になっていることから
塵除けとしての機能は重視されていませんが、
透明なガラス戸を利用している場合には、強い日差しから
お客様や商品を守ったり、不要な視線が店内に直接向けられることを
防止する目隠しの役割を果たしている物です。

さらに、人目に付きやすい高さに掲げることが可能で
床に置く必要が無いことから、ショッピングモールなど
屋内に店舗を構える飲食店でも活用されており、
しばしば用いられる品名をあらかじめあしらった既製品が
販売されるなど、身近な伝統文化のひとつです。

お洒落で目立つのれんとは

のれんといえば日本的なイメージが強く、自然の染料で染められた
渋めの色合いの物を想像することが多いでしょう。

しかし、住宅で目隠しや間仕切りの用途に用いられるものは、
モダンな花柄なども多く見受けられ、デザインに特段の
制約がないことが分かります。

のれんのおしゃれなデザイン

もし、路面や通路に面した店舗で日よけや目隠しが必要でありながら、
ブラインドでは重たすぎたり味気ないと考えるのであれば、
伝統だけにとらわれないのれんのオーダーメード製作がおすすめです。

たとえば京都のれん株式会社では、軽やかな風合いと
鮮やかな発色が特徴の防炎ポリエステル製の物の製作が可能です。

さらに京都のれん株式会社では蛍光色を用いたのれんの製作に
特殊な染料を用いているため、通常だと顔料による印刷で
裏面まで色が抜けない蛍光色が、両面から綺麗に見える
製品のオーダーを受け付けています。

蛍光色は遠くからでも人目を引くので、多くの店舗が並ぶ
商店街やショッピングモールといった立地で集客効果が
期待でき、ネオン管風のデザインであれば夜の営業が
主なお店の雰囲気にもマッチします。

そして、鮮やかな発色と大胆なデザインの組み合わせは、
モダンなお店のアピールにも役立つでしょう。

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