排卵誘発剤の副作用による卵巣過剰刺激症候群には充分気をつけましょう。

不妊治療と卵巣過剰刺激症候群

 

不妊治療をする場合に考えられる、副作用に卵巣過剰刺激症候群というものがあります。
不妊治療を受ける場合には、良く知っておくことが重要となります。

 

<不妊治療で使われる薬と乳がんの関係性についてはこちら。>

 

 

卵巣過剰刺激症候群とは

不妊治療で、卵巣に刺激を与え、排卵を促す排卵誘発剤を使用しますが、その刺激が過剰である場合には、卵巣が腫れあがり、腹水や胸水がたまるなどの症状を起こすことがあります

 

排卵誘発剤などの刺激を受けて卵胞で一気に多くの卵が成長してしまうということで腫れあがってしまいます。

 

早期発見で対応することで問題は解決できますが、放っておくと腎不全、血栓症など合併症などもおこし厄介になりますので気を付ける必要があります

 

 

 

早期発見のポイント

卵巣過剰刺激症候群は、重症にならないうちに対処することが大切です。
薬による副作用なので、その薬を中止するなどの対処をしなければいけません。

 

びっくりする指の画像

早期発見のポイントは、

  • おなかがはる
  • 急に体重が増えた
  • 尿量が減った
  • 吐き気がする
  • 下腹部痛がある

 

これは、卵巣の腫れにより、腹水がたまり起こる現象です。

 

比較的早期の発見で症状も軽度の場合は、通院でも治療が可能ですが、重症では胸水を伴い呼吸困難なども伴い入院が必要となります。

 

 

 

卵巣過剰刺激症候群の治療

卵巣過剰刺激症候群になりやすいのは、比較的若く、卵巣が過敏に反応しやすいという年齢であることと、卵巣に多数の卵胞が存在している場合、エストラジオ―ル高値やせ形である場合が多くみられます。

 

血液検査などでも、リスクの判別が可能となっています。

 

卵巣過剰刺激症候群が発覚すると、卵巣にこれ以上刺激を与えることを中止して、腫れが引くまで安静にして待つということになります。
そうでないと、卵巣破裂まで起こす可能性もあります。

 

不妊治療も、いったんストップということになります。

 

腹水がたまった状態で、尿量が減少したと言って、水分を摂ると、ますます腹水がたまるため、水分摂取量の制限なども必要となります。血中水分の割合が増えてくれば尿の量も増えてきますので、自己判断で尿が出ないから水を飲むということは注意しなければいけません。

 

使用している薬などを替えるなど、症状に合わせた治療法を行うため、医師の指示に従った薬を飲むことと、血液検査や、超音波診断での早期発見が重用なポイントとなります。