女性の不妊の原因に遺伝が影響するといわれていますが、多くは直接的に関係することはありません。

不妊は遺伝するのか?

女性の不妊の原因には、内分泌排卵因子卵管因子子宮因子が考えられます。

 

内分泌排卵因子の異常のうち、最も多い続発性無月経のうち、カルマン症候群を原発性とする視床下部性の続発性無月経は、遺伝性の疾患です。

 

卵管因子が原因の疾患には、卵管采や卵管采の周囲が癒着することによって卵管留水腫がおこる卵管留水腫、卵管間質部が閉塞しておこる卵管間質部閉塞などがありますが、これらの疾患は、遺伝とは関係なく、クラミジア感染症、子宮内膜症などを繰り返したことが原因です。

 

また、子宮因子による不妊には、子宮奇形、子宮内膜症、アッシャーマン症候群などがありますが、このうち子宮奇形は、先天的なものです。
けれども、先天的だからといって遺伝によるものではないという研究のデータが出ています。

 

子宮内膜症は、ダイオキシンなどの環境ホルモン、アッシャーマン症候群は、妊娠中絶などの理由で子宮の内膜に起こる炎症が原因なので、遺伝ではありません。

 

従って、女性の不妊の原因が、直接的に遺伝であるというケースは、極めて稀ということになります。

 

ただ、母親と娘は、体質がよく似ていることが多く、食事の好みや、生活習慣から、母親が冷え性であると、娘も冷え性気味な体質であることは、考えられます。

 

もし、自分の母親が、自分を出産した時にも、妊娠するまでに時間がかかり、苦労したというようなことがあるならば、母親の食事の好みが偏っていないか、ストレスをためやすい性格など、性格的に似ているところがないかなどを考えてみましょう。
遺伝ではなく、生活習慣や食生活が似ているというところに原因があるかもしれません。

 

また、不妊の原因は、女性だけではなく、男性に原因がある場合もあります。
不妊の期間が長く続く場合には、専門家のもとで、不妊の原因を調べる為の検査を受けることができます。