排卵誘発剤と乳がんは、直接的には関係はないという研究結果があります。

不妊治療と乳がん

 

不妊治療に使われる薬には、ホルモン剤などもあり、乳がんになるのではないかという心配があります。不妊治療によって、乳がんのリスクは増えるのでしょうか。

 

 

不妊治療と乳がん

不妊治療に使われる薬の多くは、女性ホルモンを大量に補うというものがあります。

 

排卵誘発剤も良く使われる薬の一つで、クロミフェン(クロミッド)は良く使われています。
hMG-hcGというホルモン注射をするということも良く行われます。

 

人工的に卵巣を刺激するということを繰り返すことや、乳がんは女性ホルモン誘発性であるので、ホルモン剤の使用が乳がんのリスクを高めるのではないかという不安があります。

 

不妊治療にこの様な薬を用いる期間は、一時的であるために女性ホルモンの量が過剰であっても、それほど影響はないであろうという意見が多く、色々な報告によると、排卵誘発剤によって乳がんの発生のリスクをあげるという結果も発表されていると同時に、関係はないという研究結果もあり、双方の意見がありました。

 

その他には、女性ホルモンの過剰は、リスクを下げるという意見もあり、あまりわからないという状況でありました。

 

 

虫眼鏡と女性の画像

アメリカで不妊治療を行った機関が1966年~1988年の期間に不妊治療を行った12193人を対象に、2010年まで追跡調査を行った研究発表では、これまでの多くの同じ研究よりもより確実な結果と言え、信頼のおける研究での発表です。

 

排卵誘発剤による乳がんのリスクはそれほど心配するものではないという結論です。不妊治療の期間や、その後妊娠に至っているのかどうかという、ケースの違いなども全てに至っての統計的には、排卵誘発剤と乳がんは直接関係はないようだという結論です。

 

 

 

出産、授乳と乳がん

乳がんは、日本では欧米に比べると少ないガンでしたが、近年の生活習慣、食生活の欧米化により増えてきています。

 

出産、授乳は乳がんのリスクを下げる原因として考えられています。
その他、子供の数が多い、初産年齢が若いほど乳がんのリスクは低くなります。

 

血縁者に乳がんにかかった人がいる場合は、やはり乳がんのリスクは高いようです。